簿記2級の合格率は平均で30パーセント前後となっており、簿記3級に比べても難易度が上がっているので簡単には合格できない資格試験と言えます。
合格率を上げるために、最近ではアプリを使った簿記2級の対策をする人も増えています。
簿記2級には新たに工業簿記が入ってくるので、今までよりも範囲も広くなり、より難易度が上がったと言えるでしょう。
100点満点で、商業簿記が60点で工業簿記が40点になりますので、工業簿記の範囲をしっかりと学習していないと合格は難しいのです。
全体で70パーセント以上の得点の獲得ができれば合格ができるので、簡単な基本知識は確実にマスターしておく必要があります。
簿記の内容は毎年法改正などもあり、変わることがありますので、難易度もその年によって異なってくるのです。
その意味でも、スキマ時間を有効に使えるアプリは、簿記2級の対策としておすすめできます。
アプリも利用して、しっかりと最新の法令に合わせた学習をしていくいことが重要です。
簿記2級をアプリだけで学習し、合格できる?
簿記2級を合格するために、独学で学習している人が多いです。
市販のテキストや過去問題集なども販売されているので独学で学習することは十分に可能ですが、ある程度の勉強時間が必要になってくる難易度と言われています。
平均的に300時間から400時間ほどの学習量が必要になるので、毎日1時間で1年ほどあればマスターできる内容です。
短期的に集中的に学習して合格したという方も多くいる試験ですので、効率的にいかに必要な知識と演習ができるようになるかがポイントになってきます。
簿記の勉強を今までしたことがないという方は簿記3級の内容を理解しておくと、役立ちます。
3級の内容を理解するには1週間から2週間あれば十分なので、基礎の復習という意味でも3級の資格を持っている方でも復習することがおすすめです。
多くの人は参考書と問題集を本屋さんで購入し、テキストを読んで問題を解くという勉強法が一般的な方法になります。
簿記の試験は暗記ではなく、計算方法などを理解した上でしっかりと学習することが重要になりますので、参考書を読むことは役立ちますが、毎回ノートを開いて机の上で勉強しなくてはいけないことになると、忙しい方ですとなかなか時間を取るのが難しいというケースが多いです。
計算機を使うことにも慣れていかなければならないので、社会人の場合どうしても簿記の勉強時間が少なくなってしまいます。
そんな忙しい方にもおすすめなのが、スマホアプリを使って学習する方法です。
オンライン学習ツールを使えば、わざわざ机を用意しなくても通勤時間や隙間時間にスマホが参考書がわりになりますし、問題集がスマホ上に用意されているので分厚い問題集を持って出歩かなくてもよくなります。
ノートと鉛筆や電卓がなくても、アプリで簿記の仕分けを演習できるツールがアプリには揃っているのです。
それらを使えば効率的に学習することができ、短期間でも合格が可能です。
実際に、家では子供がいて集中できない社会人の方が通勤やお昼休みの時間だけを使って合格しているケースが多くあります。
アプリの中だけで参考書から練習問題までが揃っているので、新たに新しい参考書などを買う必要もありません。
練習問題は最新の法令に沿ったものが用意されているので法改正があった受験年でも安心して学習することが可能です。
簿記2級に合格できるおすすめのスマホアプリとは?
簿記2級のアプリはいくつかありますが、その中でもお勧めのアプリを紹介します。
パブロフ簿記2級商業簿記、パブロフ簿記2級工業簿記(iPhone、Android)
アプリストアで、月刊教育部門ランキングでも2位を獲得しているほど評判なのが簿記2級専門アプリのパブロフです。
パブロフシリーズは、累計で30万ものダウンロードをされている有料コンテンツですが、書籍もアマゾンで簿記検定1位を獲得しているなど信頼性の高い参考書です。
合格に必要な問題は全て収録されていて、仕分け的中率は100パーセントという月もありました。
問題は最新の試験範囲に対応しているので、安心して利用することができますし、実務経験などに沿った解説が加わっているのでわかりやすく理解することができます。
著者は公認会計士資格と簿記1級と2級の資格を持っているので、試験対策から実務まで受験生の目線にたった学習を紹介しているのです。
レベル1では、出題率が高く確実にマスターしておかなければならない問題が出て、レベル3まで続きます。
セーブした問題からまた学習が再開できるので、隙間時間に学習するのにもぴったりです。
ミスした問題やチェックマークをつけた問題だけをあとで振り返ることができるので、苦手な問題を克服するのにも役立ちます。
簿記2級 勘定科目トレーニング(iPhone)
簿記2級 勘定科目トレーニングは、xinextが提供する簿記2級合格のためのサービスです。
各勘定科目の習得をターゲットとしていて、損益計算書に属する項目などの分類を素早くできるように訓練することができます。
勘定科目に他店商品券などの文字が表示されるので、資産や夫妻、純資産の中からどれが正しいかを選択するだけの簡単な問題が次から次へと表示されていきます。
早く項目を判断することができるように、制限時間を決めることもできるので、勘定科目の練習を特に強化したいという方にはおすすめです。
日商簿記2級勉強達人(iPhone)
日商簿記2級勉強達人は、簿記に必要になってくる勘定科目の用語を網羅しています。
参考書などを持ち歩かなくても、用語はこれだけでバッチリですし、暗記をするのにも役立ちます。
あいまい検索にも対応しているので、資産の項目から探したい用語を見つけることも可能です。
例えば、資産の中で、小口現金をクリックすると小口現金の定義が表示されます。
定義とともに、そのポイントが記載されているので、小口現金を使った時の仕分け方法なども合わせて理解することが可能です。
用語は確実に覚えておかなければなりませんので、用語暗記集としてサブ的に使うことができます。
アプリで簿記2級の合格率を上げるための勉強方法とは?
アプリを使うことで、自分の学習における進捗管理をすることができます。
いきなり数時間の学習をしようと思っても続かなくては意味がありませんので、毎日無理なく続けられるようにスケジュールを組み、合格に間に合うように計画を立ててください。
無理をするとなかなか継続できないのが資格取得ですので、毎日数十分でもできる時間を確保することが重要となります。
スマホさえあれば、毎日数十分の間でも十分何問かの仕分け問題を解くことができるのです。
それが毎日続けばかなりの問題を解くことになり、試験でも同じ問題が出題されるということになります。
問題を解けば解くほど自身につながっていくので、進捗管理をして目標を達成しましょう。
試験までだいぶ時間があるという方は毎日少しずつでも良いのですが、試験の1ヶ月前までになったら問題を解くアウトプットに力を入れていきましょう。
それまではわからないことがあれば、しっかりとスマホのテキストを読んだり解説をなんどもわかるように繰り返すことが重要です。
アウトプットは、理解が本当にできているか確かめるためでもあります。
実際の問題と同じような模擬試験がスマホの中にも用意されているので、それらを取り組んで自分の弱点を特に強化して行なっていってください。
この時期までには、基礎で確実に押さえておきたい部分を学習しておけば平均点以上の特典は可能でしょう。
それでも苦手な部分は得点に関わってきてしまいますので、間違えた問題を繰り返すことが重要です。
簿記2級の合格にはテキスト選びや通信講座も考慮すること
アプリを使った簿記2級対策はとても有効です。
ただし最近の傾向を見ていると、アプリだけや独学で合格するのはかなり難しくなっています。
独学で合格するには、良いテキスト選びと勉強法が大事になります。
また独学だけでは不安という人も多いでしょうから、そういった人にはスキマ時間を使える通信講座もおすすめです。
通信講座は高いイメージもありますが、プロが出題傾向を分析してカリキュラムを作成しているので合格率が高いです。
何度も受験をすると受験料はかかりますしモチベーションも下がっていきます。
1回合格を目指すために、最短ルートで合格を目指せる通信講座の利用も検討してみて下さい。
簿記2級は簡単に合格できない資格になりましたが、きちんと対策をすれば3ヶ月あれば合格は可能です。